マットレスは決して安くないですが、購入するときはあまりに安いものは選ばない方が良いです。
これはマットレスに限らずですが、どんな商品でも激安にはリスクが伴います。
自分で判断できるところまで知識を得るか、アドバイスを素直に聞いてもらう方がいいかなと思います。
性能をしっかりと確認したうえで、品質重視か価格重視か決めていきましょう。
マットレスの値段と耐久性は比例関係
マットレスに関していえば、価格と耐久性は相関関係にあります。
値段が高いものは長持ちし、安いものはすぐに劣化します。
おおよその目安ですが、私の体験から耐用年数を出してみました。
価格 | 耐用年数 |
---|---|
1万円未満 | もって半年 |
1万円~3万円 | 1年~1年半 |
3万円~5万円 | 2年~4年 |
5万円~10万円 | 5年~10年 |
価格が高くなるほど長持ちし、良いものは1万円につき1年という基準を持っています。
ただし注意点もあり、価格が高いものはネームバリュー、CMなどの広告費も含まれています。
こういった性能に表れないモノは評価が難しいため、上の表では除外しています。
こちらも目安ですが、10万円を超えるマットレスはほとんどブランド価値です。
腰痛対策のように、性能を重視しなくてはならない場面では選ぶ必要はないと思います。
値段が安すぎるとコスパは悪い
価格が安いマットレスは、総じて耐用年数(寿命)も短いです。
これは使っている素材、厚さ、構造によるもので、どれか、あるいは全てが脆いものだから安くできるのです。
コストを下げるためには人件費削減などもありますが、それでも限界はあります。安すぎるものは素材に必ず影響があります。
具体的には、1万円前後のものは極端に寿命が短いです。
購入時はどれも寝心地が良いと感じますが、半年くらいで劣化して当初の性能がでなくなります。
シミュレーション
価格:耐用年数で、10年あたりの費用を換算するとこうなります。
- 1万円:半年 ⇒ 約20万円/10年
- 5万円:4年 ⇒ 約13万円/10年
- 10万円:10年 ⇒ 約10万円/10年
あまり差がないようにも感じるかもしれませんが、1/10の値段で買っても、10年後には2倍のお金を使うことになるのです。
買い替えまでの期間をもっと長くすればよいですか?
それはとても危険です。
マットレスの性能が劣化していると、腰痛が徐々に、しかし確実に悪化していきます。
劣化していても、マットレスの見た目に破損がないと使い続けてしまう方が多いです。
実際、劣化したマットレスだとしても1年で買い替える人はまずいません。
今後のことを考えるなら、最初のお金はかかりますが良いマットレスを選ぶべきです。
おすすめのマットレス価格帯は5万円以上
ではどのくらいの価格帯なら安心かといいますと、5万円以上を目安にしてください。
マットレスのタイプによりますが、5万円くらいから品質が安定してきます。
一番のおすすめはベッドマットレスの分厚いタイプで、10万円程度が高性能で長く使えます。
簡単に出せる金額ではないですが、今、腰痛で悩んでいる方にはぜひ使ってもらいたいところです。
先ほども少し書きましたが、10万円を大きく超えるような価格になると、ブランドであったり、広告などを使ったネームバリューの価値になります。
性能差はほとんどないといっても良いでしょう。
また、敷布団やマットレストッパーであれば5万円台くらいがやはり高性能ですね。
こちらを基準にして、用途と予算に合わせてマットレスを選ぶのが良いと思います。
タイプ | おすすめ価格帯 |
---|---|
ベッドマットレス | 10万円 |
マットレストッパー | 5万円 |
敷布団マットレス | 5万円 |
最近のマットレスは全体的に性能が上がってきているので、ベッドマットレスでなくても高反発、体圧分散性能が高いです。
10万円近くでは高いなと感じるのであれば、マットレストッパーや敷布団を選ぶのもひとつの選択肢だと思いますよ。
私自身もマットレストッパータイプを使っていますが、性能、価格面でも満足しています。
ぜひ参考にしてみてください。